■概要
・ビームポケット（ビームダンパー）は、レーザ光を遮断する光学部品です。
・不要なレーザ光を終端することで、意図しない干渉、周辺機器の劣化、人体への影響を低減し、実験系の安定性、使用時の安全性を確保できます。
・内部は、テーパ加工と遮光ネジ加工を行い、レーザ光を遮光拡散する構造としています。
・ホルダには、φ12mm L＝60mmのポールを標準装備しています。
・ポールの長さは、L＝20～120mmで変更することが可能です。当社標準仕様であれば、価格の変更はありません。

■使い方
・レーザ光を終端したい場所に置き、本製品の入射径（φ10）にレーザ光が入社するように調整する。

■製品の固定例
・ポールスタンド（PS1-3016）をM16 P1タップ穴（XYZ軸フラットアルミステージ XC4-60SMなど）にネジ固定する。
・ポール（製品に付くφ12のポール）をPS1-3016に固定する。
・ポールの付いている箇所（底面部中央）はM6タップ穴となっております。このタップ穴を利用して、サイズの異なるポールを付けることもできます。

■用途
・不要なレーザ光を終端する用途。

■補足
・本製品の開口径（φ10mm）は、広く使用されるレーザー光源のビーム径に対して必要十分な大きさです。
・レーザ光は本製品の中で熱に変わります。高出力のレーザの使用時は、高温になる可能性がありますので、触る機会のあるときはご注意ください。