FC-11M

FC-11M 『ファイバホルダ・差動マイクロメータヘッド・あおり無し』

■ファイバホルダは、光ファイバ素線を固定し、3軸(XYZ)の調整ができるホルダです。

■X軸方向(光軸方向)の調整(フォーカスの調整)は、製品背面のツマミを使います。

■光軸に対し直交するYZ軸の芯出し調整が可能です。YZ軸の微動方式は、差動マイクロメータヘッドです。

■光ファイバ素線の固定には、樹脂アダプタ(ファイバホルダ用アダプタ FCAD-6)が必要です(別売)。お使いの光ファイバに合わせた内径にて対応しますので、ご注文の際にφ0.5~φ4mmの範囲内で内径をご指定ください。

■標準のポールタイプのほか、据付型の対応もしております。お問い合わせください。

■製品の説明
・型番    :FC-11M(類似品 写真 左)
・移動量 XYZ :±1.5
・微動方式 YZ  :差動マイクロメータヘッド

■概要
・ファイバホルダは、光ファイバ素線を固定し、3軸(XYZ)又は 5軸(XYZβθ)の調整ができるホルダです。
・X軸方向(光軸方向)の調整(フォーカスの調整)は、製品背面のツマミを使います。
・光軸に対し直交するYZ軸の芯出し調整が可能です。YZ軸の微動方式は、微調ネジタイプと差動マイクロメータヘッドタイプから選べます。
・XYZ軸調整に加え、微調ネジ調整のキネマティック機構によるあおり角度(角度 βθ)の調整可能なタイプ(FC-12M, FC-12S)も選べます。
・FC-12M, FC-12Sのあおり角度調整について、上方のツマミがβ角度調整、下方のツマミがθ角度調整となります。
・光ファイバ素線の固定には、樹脂アダプタ(ファイバホルダ用アダプタ FCAD-6)が必要です(別売)。お使いの光ファイバに合わせた内径にて対応しますので、ご注文の際にφ0.5~φ4mmの範囲内で内径をご指定ください。
・ホルダには、φ12mm L=60mmのポールを標準装備しています。
・標準のポールタイプのほか、据付型の対応もしております。お問い合わせください。

■使い方
・ファイバホルダ用アダプタ(FCAD-6)に光ファイバを通し、ファイバホルダ(FC-11M)にセットする。
・光ファイバを格納する円筒部品(φ16)の上部にあるトメネジ(M3トメネジ)を締めて、光ファイバを固定する。
・ファイバホルダ用アダプタ(FCAD-6)の切り欠きは、トメネジを止める箇所と同じ位置にしないようにしてください。
・X軸方向(光軸方向)の調整(フォーカスの調整)は、製品背面のツマミを使います。
・光ファイバ(レーザ光)の芯出しは、差動マイクロメータヘッド 又は ネジにより調整(YZ軸調整)します。

■製品の固定例
・ポールスタンド(PS1-3016)をM16 P1タップ穴(アルミ光学ベンチ用キャリア CA-60など)にネジ固定する。
・ポール(製品に付くφ12のポール)をPS1-3016に固定する。
・ポールの付いている箇所(底面部中央)はM6タップ穴となっております。このタップ穴を利用して、サイズの異なるポールを付けることもできます。

■用途
・光ファイバ素線を固定し、位置・姿勢を微調整する用途。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:左奥から右手前への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:右から左への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

型番FC-11MFC-12M
移動量[mm] X±1.5±1.5
移動量[mm] Y,Z±1.5±1.5
あおり角度[°] β±2
あおり角度[°] θ±2
微動方式[mm] Xネジ P=0.5ネジ P=0.5
微動方式[mm] Y,Z差動マイクロメータヘッド差動マイクロメータヘッド
微動方式[mm] β,θネジ P=0.25
粗動分解能[mm/回転] Y,Z0.50.5
微動分解能[μm/目盛] Y,Z11
微動分解能[°/回転] β約0.36
微動分解能[°/回転] θ約0.36
自重[kg]0.140.19
材質アルミアルミ
表面処理黒アルマイト黒アルマイト
価格¥29,000¥37,000
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