■概要
・回転式ファイバホルダは、光ファイバ素子を固定し、3軸（YZα）又は 5軸（YZαβθ）の調整ができるホルダです。
・FCレセプタクルを装備しており、端部にFCコネクタの付いた光ファイバの接続が容易にできます。
・光軸に平行なX軸を中心とする回転（角度 α）を360°調整可能です。回転の移動ガイドにすり合わせ式を採用し、安定した調整が可能です。
・光軸に対し直交するYZ軸の芯出し調整が可能です。YZ軸の微動方式は、微調ネジタイプと差動マイクロメータヘッドタイプから選べます。
・YZ軸調整に加え、微調ネジ調整のキネマティック機構によるあおり角度（角度 βθ）の調整が可能です。
・ホルダには、φ12mm L＝60mmのポールを標準装備しています。

■使い方
・光ファイバのFCコネクタ（ネジ締め方式の光コネクタ）の先端を、本製品の奥側（写真中）から、FC型レセプタクルに接続します。
・光ファイバ（レーザ光）の位置は、差動マイクロメータヘッドにより調整（芯出し調整（YZ軸調整））します。
・α角度の調整は、クランプ（円筒部品の左上）を緩めてから、回転ツマミ（円筒部品の右下）を使って、360°全周に粗動回転します。位置決め後、クランプを締めてα角度の回転を固定します。ホルダ側面の全周（360°）に付いた目盛（ 1°刻み）により、調整角度を確認することができます。
・RFC-22M, RFC-22Sでは、光ファイバ（レーザ光）の向きは、キネマティック機構により調整（あおり角度（角度 βθ）の微動調整）します。
　・β軸の調整ツマミ：上方（写真右で奥の方向に出ているツマミ）
　・θ軸の調整ツマミ：下方（写真右で奥の方向に出ているツマミ）
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は左回りに回転します。
（βはY軸を中心とする回転。”左回り”は、写真で、Y軸を右から左への方向に見るときの方向。）
・θ軸の調整ツマミを右に回すと、（上から見る視野で）光ファイバは左回りに回転します。