■製品の固定
・本製品は、下側部品にある穴(キリ穴やタップ)にボルトを用いて固定できます。
なお、固定用穴の図は、固定用の穴を示すための外観図で、製品の外郭を表しているわけではありません。
■利用する機構
・パンタグラフ
・ボールスラスト軸受け
■用途例
・重荷重の機器・装置類を静置して、角度調整をする用途。
・実験や測定のセッティングにご使用いただけます。
■補足
・パンタグラフ式を採用しておりますので、ハンドル1回転に対する調整角度は変化します。
・調整角度が-10°付近になると、ハンドルが製品の接地面と干渉する場合があります。
また、周囲の状況によっては、同様にハンドルが操作しにくくなる場合があります。
予め周囲の状況を確認してご使用ください。
・本製品の固定が確実で無い場合、重心が高いものをステージ面に固定した際は、本製品が一緒に傾くリスクが生じる場合があります。本製品の固定が確実であることなどを確認して、安全に作業してください。
・重量物を載せているときは、ハンドルを回すのに力を要する場合があります。
・重量物を載せながら角度調整する際は、ステージ面から落下したり、滑って移動したりするリスクを予め取り除いてください。
・高さ調整プレート(LHP-1016)を使うことで、より高い位置を基準にして角度調整することができます。
■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
この定めでは、本製品で調整する角度はβに相当します。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:左奥から右手前への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:右奥から左手前への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸 :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸 :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸 :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)