4LH-C

4LH-C 『4軸調整付レンズホルダ・Cマウント接続』

4LH-C_HP01

■4軸調整付レンズホルダは、ビームエキスパンダなどの光学素子を固定し、YZβθ調整ができる4軸調整ホルダです。

■製品の説明
・型番      :4LH-C
・光学素子の接続部:Cマウント用(M25.4 P0.794 メネジ)
・移動量 YZ     :φ3mm
・あおり角度 βθ   :±2 °

■概要
・4軸調整付レンズホルダは、ビームエキスパンダなどの光学素子を固定し、YZβθ調整ができる4軸調整ホルダです。
・光学素子の接続部は、Cマウント または M30 P1タイプをお選びいただけます。
・光学素子は、接続部周辺の外径がφ36mm以下となる仕様でご使用ください。
・光軸に対し直交するYZ軸方向の調整(光軸に対する芯出し)は、製品の側面と下面のツマミを使います。
・あおり角度(βθ角度)の調整は、キネマティック機構により支点を基準とした調整となり、製品正面のツマミを使います。
・各軸は調整後に、クランプを締めて位置を固定できます。
・ホルダには、φ12mm L=60mmのポールを標準装備しています。
・ポールの長さは、L=20~120mmで変更することが可能です。当社標準仕様であれば、価格の変更はありません。

■使い方
・マウント付き光学素子は、製品本体のネジ部に直接固定します。
・光軸に対し直交するYZ軸方向の調整(光軸に対する芯出し)は、製品の側面と下面のツマミを使います。
・あおり角度(βθ角度)の調整は、キネマティック機構により調整します。
 ・β軸の調整ツマミ:上方(写真で左手前方向に出ているツマミ)
 ・θ軸の調整ツマミ:下方(上の写真で左手前方向に出ているツマミ)
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は右回りに回転します。
(βはY軸を中心とする回転。”右回り”は、写真で、Y軸を右手前から左奥への方向に見るときの方向。)
・θ軸の調整ツマミを右に回すと、(上から見る視野で)円形素子は左回りに回転します。
・各軸を調整した後は、各ツマミの隣にあるクランプ(ツマミより小さいネジ)を締めて位置を固定します。(各軸の調整前には、各クランプを緩めます。)

■製品の固定例
・ポールスタンド(PS1-3016)をM16 P1タップ穴(アルミ光学ベンチ用キャリア CA-60など)にネジ固定する。
・ポール(製品に付くφ12のポール)をPS1-3016に固定する。
・ポールの付いている箇所(底面部中央)はM6タップ穴となっております。このタップ穴を利用して、サイズの異なるポールを付けることもできます。
・据付型は、下部部品にある切欠穴にボルトを用いて固定できます。

■用途例
・マウント付き光学素子を固定し、4軸(YZβθ軸)の調整を行う用途。
・精密ステージほどの移動量を必要とせず、小スペースにマウント付き光学素子を設置する用途。

■補足
・ビームエキスパンダを接続し、マグネットベースに配置した例(写真)も掲載しています。
・Cマウントは、JEITA(電子情報技術産業協会)が定める、産業用カメラのレンズ取付ネジ部の代表的な規格のひとつです。取付ネジは、外径 φ25.4mm、ネジ山数32です。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(光学素子の接続部の穴が左を向いている写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:右奥から左手前への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:右手前から左奥への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

型番4LH-C
接続タイプC マウント
移動量(mm) Y, Zφ3(±1.5)
あおり角度(°) β, θ±2
微動方式(mm) Y, Z, β, θネジ P=0.25mm
材質アルミ
表面処理黒アルマイト
RoHS規制対応
価格¥65,000
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