PR-30

PR-30 『プリズムホルダ・台座 Φ34mm』

■プリズムホルダは、直角プリズム・キューブ型ビームスプリッタなどを固定し、ネジにより姿勢調整(αβθ調整)ができる3軸調整ホルダです。

■球面滑り軸受の機構により、回転θと傾斜角度αβ(あおり角度)の微動調整が可能です。

■プリズム押え部が上下にスライドしますので、任意のサイズの素子を固定できます(素子の高さには上限があります)。

■製品の説明
・型番    :PR-30(写真 左)
・適応素子高 :Max 20
・傾斜角度 αβθ:±3 °

■概要
・プリズムホルダは、直角プリズム・キューブ型ビームスプリッタなどを固定し、ネジにより姿勢調整(αβθ調整)ができる3軸調整ホルダです。
・球面滑り軸受の機構により、回転θと傾斜角度αβ(あおり角度)の微動調整が可能です。
・プリズム押え部が上下にスライドしますので、任意のサイズの素子を固定できます(素子の高さには上限があります)。
・ホルダには、φ12mm L=60mmのポールを標準装備しています。
・ポールの長さは、L=20~120mmで変更することが可能です。当社標準仕様であれば、価格の変更はありません。
・標準のポールタイプのほか、据付型の対応もしております。

■使い方(素子のセット、ロック解除、移動調整、ロック)
・プリズムなどの素子をステージ上に静置します。
・上下スライドクランプを緩めて、押え部がプリズムの上部を押さえられる位置になるようにθ回転させながら、押え部がプリズムの高さに合うように昇降して、上下スライドクランプを締めて高さを固定する。
・押え部でプリズムを押さえるように、押え部上部のネジを締めて、プリズムを固定する。
・押え部で固定した後のプリズムの姿勢について、各軸の調整は、調整ツマミで行います。
 ・α軸の調整ツマミ:奥側の下方(写真では見えていません)
 ・β軸の調整ツマミ:右(写真中)
 ・θ軸の調整ツマミ:奥側の上方(写真では見えていません)
・α軸の調整ツマミを右に回すと、α角度は右回りに回転します。
(αはX軸を中心とする回転。”右回り”は、写真で、X軸を右から左の方向に見るときの方向。)
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は右回りに回転します。
(βはY軸を中心とする回転。”右回り”は、写真で、Y軸を手前から奥の方向に見るときの方向。)
・θ軸の調整ツマミを右に回すと、(上から見る視野で)ステージは右回りに回転します。

■製品の固定例
・ポールスタンド(PS1-3016)をM16 P1タップ穴(XYZ軸フラットアルミステージ XC4-60SMなど)にネジ固定する。
・ポール(製品に付くφ12のポール)をPS1-3016に固定する。
・ポールの付いている箇所(底面部中央)はM6タップ穴となっております。このタップ穴を利用して、サイズの異なるポールを付けることもできます。
・据付型の場合、キリ穴にボルトを用いて固定できます(4-M3 □32位置 又は 4-M4 □50位置)。

■利用する機構
・球面滑り軸受

■用途例
・直角プリズム・キューブ型ビームスプリッタなどを固定し、姿勢調整(αβθ調整)もしながら使用する用途。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:右から左への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:手前から奥への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

型番PR-30PR-50
適応素子高[mm]MAX 20MAX 30
回転角度[°] θ±3±3
傾斜角度[°] α±3±3
傾斜角度[°] β±3±3
微動方式[mm]ネジ P=0.5ネジ P=0.5
微動分解能 [°/回転] θ約1.12約0.80
微動分解能 [°/回転] α約3.58約2.29
微動分解能 [°/回転] β約3.58約2.29
自重[kg]0.160.36
材質アルミアルミ
表面処理黒アルマイト黒アルマイト
価格¥32,000¥38,000
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