SF50-102

SF50-102 『スペイシャルフィルタホルダ』

■スペイシャルフィルタホルダは、顕微鏡対物レンズを用いてレーザ光を精密ピンホールに集光し、レーザ光の波面ノイズや高次回折光を除去して、クリアな波面を作ることを可能にするホルダです。

■製品の説明
・型番   :SF50-101
・移動量 X :±3
・移動量 YZ  :±1.5
・タイプ  :据付型
・固定穴  :4-φ4.5キリ φ8ザグリ 深4.5 □50位置(M4キャップボルト用)

■概要
・スペイシャルフィルタホルダは、顕微鏡対物レンズを用いてレーザ光を精密ピンホールに集光し、レーザ光の波面ノイズや高次回折光を除去して、クリアな波面を作ることを可能にするホルダです。
・精密ピンホールの位置決めは、光軸に対し直交するYZ軸につき、差動マイクロメータヘッドによる芯出し調整が可能です。
・対物レンズ保持部は、光軸方向 (X軸) のフォーカス微動調整が可能です。
・ポール付タイプもお選びいただけます。
・ポール付タイプでは、ホルダユニット全体の傾斜角度β(β2と呼称)も微調整可能です。
・精密ピンホール (φ25μm) と対物レンズ (×10) を標準装備しています。
・レンズ倍率や組合せ変更にも対応しています。お問い合わせください。

■使い方
・製品にレーザ光を入射します。
・差動マイクロメータヘッドにより芯出し調整(YZ軸調整)を行い、レーザ光が精密ピンホールを通るようにします。
 レーザ光の通過は、ビームプロファイラやターゲットなどを使って確認します。
・対物レンズ保持部は、右側ネジ(写真中)を使って調整します。
 光軸方向 (X軸) のフォーカス微動調整となります。
 レーザ光の形状を、ビームプロファイラやターゲットなどを使って確認します。
・精密ピンホールの調整(YZ軸調整)、対物レンズの調整(X軸調整)を繰り返します。

■製品の固定例
・据付タイプ(SF50-101)は、下部部品にある穴(キリ穴とザグリの組合せ)にキャップボルトを用いて固定できます。

■用途例
・レーザ光の波面ノイズや高次回折光を除去して、クリアな波面を作る用途(空間フィルタリング)。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:右から左への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:左手前から右奥への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

型 番SF-101SF50-102
移動量 X(mm)± 3±3
移動量 Y,Z(mm)±1.5±1.5
傾斜角度( °) β±3—–
駆動方式 Xネジ P=0.25mmネジ P=0.25mm
駆動方式 Y,Z差動マイクロメーターヘッド差動マイクロメーターヘッド
駆動方式 βネジ P=0.5mm—–
粗動分解能(mm/回転) X0.250.25
粗動分解能(mm/回転) Y,Z0.50.5
微動分解能(μm/目盛) Y,Z11
微動分解能( ° /回転) β約0.57—–
重量(kg)0.530.42
材質アルミアルミ
表面処理黒アルマイト黒アルマイト
RoHS規制対応対応
価格¥120,000¥117,000
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