■概要
・スペイシャルフィルタホルダは、顕微鏡対物レンズを用いてレーザ光を精密ピンホールに集光し、レーザ光の波面ノイズや高次回折光を除去して、クリアな波面を作ることを可能にするホルダです。
・精密ピンホールの位置決めは、光軸に対し直交するYZ軸につき、差動マイクロメータヘッドによる芯出し調整が可能です。
・対物レンズ保持部は、光軸方向 (X軸) のフォーカス微動調整が可能です。
・ポール付タイプもお選びいただけます。
・ポール付タイプでは、ホルダユニット全体の傾斜角度β(β2と呼称)も微調整可能です。
・精密ピンホール (φ25μm) と対物レンズ (×10) を標準装備しています。
・レンズ倍率や組合せ変更にも対応しています。お問い合わせください。
■使い方
・製品にレーザ光を入射します。
・差動マイクロメータヘッドにより芯出し調整(YZ軸調整)を行い、レーザ光が精密ピンホールを通るようにします。
レーザ光の通過は、ビームプロファイラやターゲットなどを使って確認します。
・対物レンズ保持部は、右側ネジ(写真中)を使って調整します。
光軸方向 (X軸) のフォーカス微動調整となります。
レーザ光の形状を、ビームプロファイラやターゲットなどを使って確認します。
・精密ピンホールの調整(YZ軸調整)、対物レンズの調整(X軸調整)を繰り返します。