FC-22S

FC-22S 『ファイバホルダ・FCコネクタ型・ネジ調整・あおり付』

■ファイバホルダは、FCコネクタ付の光ファイバ素子を容易に固定でき、4軸(YZβθ)の調整ができるホルダです。

■FCレセプタクルを装備しており、端部にFCコネクタの付いた光ファイバの接続が容易にできます。

■光軸に対し直交するYZ軸の芯出し調整が可能です。YZ軸の微動方式は、微調ネジタイプです。

■製品の説明
・型番     :FC-22S(写真 右)

・移動量 YZ    :±1.5
・あおり角度 βθ  :±2 °
・微動方式 YZ   :ネジ

■概要
・ファイバホルダは、FCコネクタ付の光ファイバ素子を容易に固定でき、4軸(YZβθ)の調整ができるホルダです。
・FCレセプタクルを装備しており、端部にFCコネクタの付いた光ファイバの接続が容易にできます。
・光軸に対し直交するYZ軸の芯出し調整が可能です。YZ軸の微動方式は、微調ネジタイプと差動マイクロメータヘッドタイプから選べます。
・YZ軸調整に加え、微調ネジ調整のキネマティック機構によるあおり角度(角度 βθ)の調整可能なタイプ(FC-22M, FC-22S)も選べます。
・SMA型への製作対応も可能です。お問い合わせください。
・ホルダには、φ12mm L=60mmのポールを標準装備しています。
・標準のポールタイプのほか、据付型の対応もしております。

■使い方
・光ファイバのFCコネクタ(ネジ締め方式の光コネクタ)の先端を、本製品の奥側(写真中)から、FC型レセプタクルに接続します。
・光ファイバ(レーザ光)の位置は、微調ネジにより調整(芯出し調整(YZ軸調整))します。
・光ファイバ(レーザ光)の向きは、キネマティック機構により調整(あおり角度(角度 βθ)の微動調整)します。
 ・β軸の調整ツマミ:上方(写真右で奥の方向に出ているツマミ)
 ・θ軸の調整ツマミ:下方(写真右で奥の方向に出ているツマミ)
・β軸の調整ツマミを右に回すと、β角度は左回りに回転します。
(βはY軸を中心とする回転。”左回り”は、写真で、Y軸を右から左への方向に見るときの方向。)
・θ軸の調整ツマミを右に回すと、(上から見る視野で)光ファイバは左回りに回転します。

■製品の固定例
・ポールスタンド(PS1-3016)をM16 P1タップ穴(アルミ光学ベンチ用キャリア CA-60など)にネジ固定する。
・ポール(製品に付くφ12のポール)をPS1-3016に固定する。
・ポールの付いている箇所(底面部中央)はM6タップ穴となっております。このタップ穴を利用して、サイズの異なるポールを付けることもできます。
・据付型は、下部部品にある穴(キリ穴とザグリの組合せ)にキャップボルトを用いて固定できます。

■用途
・FCコネクタ付きの光ファイバを固定し、位置・姿勢を微調整する用途。

■製品の軸のとり方(6軸の説明)
本製品のそれぞれの軸の定め方は以下の通りです(方向は写真内での説明)。
・Z軸方向:下から上の方向
・X軸方向:左奥から右手前への方向(光軸に平行)
・Y軸方向:右から左への方向(Z軸、X軸に垂直な方向)
・α軸  :X軸を中心とする回転自由度を表現(ロール、チップ)
・β軸  :Y軸を中心とする回転自由度を表現(ピッチ、チルト)
・θ軸  :Z軸を中心とする回転自由度を表現(ヨー、パン)

型番FC-21SFC-22S
移動量[mm] Y,Z±1.5±1.5
あおり角度[°] β±2
あおり角度[°] θ±2
微動方式[mm]ネジネジ
粗動分解能[mm/回転]0.50.5
微動分解能[°/回転] β約0.36
微動分解能[°/回転] θ約0.36
自重[kg]0.120.18
材質アルミアルミ
表面処理黒アルマイト黒アルマイト
価格¥32,000¥40,000
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